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ココロとカラダのコラム0051:臓腑の時間

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東洋医学(中医学)における臓腑と西洋医学的な臓器との最も大きな違いは、西洋医学的な臓器はあくまで身体を構成する部品の1つという位置づけなのに対して、東洋医学的な臓腑は身体の一部であるとと同時に、季節や方位など身体外部とも結びつきを持っていると考えるところにある。
そうした身体外部との結びつきの1つに、子午(しご)と呼ばれる六臓六腑と時間との対応関係がある。

子午とは一日24時間を2時間づつ六臓六腑の1つと対応させたもので、それぞれの臓腑が最も活発に働く時間を表しているという。その対応は次のようになっている。

 1:00ー 3:00 肝
 3:00ー 5:00 肺
 5:00ー 7:00 大腸
 7:00ー 9:00 胃
 9:00―11:00 脾
11:00―13:00 心
13:00ー15:00 小腸
15:00―17:00 膀胱
17:00ー19:00 腎
19:00ー21:00 心包
21:00ー23:00 三焦
23:00― 1:00 胆

ここに挙げたのは、あくまで東洋医学的な意味の臓腑であって、西洋医学的な意味の臓器ではないことに注意する必要があるが、おのころ心平さんに言わせると、例えば1:00-3:00は肝臓が日中の疲れから回復するのに最適な時間で、この時間に寝ないで起きていると徐々に肝臓がやせ細っていくのだとか。
確かに東洋医学的な臓腑と西洋医学的な臓器も対応関係を持っているので、上の対応関係を擬似的に臓器に当てはめても、あながち的外れではないだろう。

なお、肝は目とも結びつきが強い臓なので、スマホに夢中になって肝が回復するはずの時間にちゃんと眠らず夜ふかししていると、余計に肝(あるいは肝臓)に対してダメージを与えることになる。

またある研究によると、夜中いつも決まった時間に目を覚ましてしまう人は、その時間に対応する臓腑に問題を抱えていたり、その臓腑と関連の深い感情に囚われている傾向があるようだ。
不眠や早朝覚醒にお悩みなら、こういった観点から自身を振り返ってみるといいかも。

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