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ココロとカラダのコラム0064:受動喫煙の恐怖

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タバコの害が認知されるようになり、以前に比べて禁煙、分煙も徹底されるようになってきた咋今だが、それでも厚生労働省が2016年に発表した報告書「喫煙と健康」によると、受動喫煙によって亡くなる人は推計で年間1万5千人に上るという。

タバコによる健康被害としては肺癌や喘息などの呼吸器疾患が広く知られているが、実タバコには香料、保存料、整形剤など約7千種類もの化学物質が含まれており、アレルギーや化学物質過敏症などの要因の1つになるなど、その健康被害は多岐にわたっている。

タバコには、本人は喫煙していなくても喫煙者の近くにいることで結果として煙を吸い、健康被害を被る「受動喫煙」が問題になっているが、実は喫煙者がはき出す息には、喫煙後も4分間にわたって基準を超える発癌性物質が検出される、一酸化炭素に至っては喫煙後30分にわたり検出されるという(しかも、それは加熱式タバコでも起こり得る)。そのため煙に直接暴露されていなくても、喫煙者の息を吸い込めば受動喫煙していることになるのだ。
また、タバコの匂いがついた服や家具、壁などから化学物質を吸い込んでしまう受動喫煙もあり、これは「3次喫煙」と呼ばれ、そのリスクが叫ばれている。

そして受動喫煙で特に注意すべきなのが子供への影響である。喘息や乳幼児突然死症候群は因果関係が「確実」、中耳炎やむし歯は「ほぼ確実」とされている。埼玉県熊谷市では市内の小学4年生を対象に受動喫煙についての検査を行い、数値の高い子供には保護者に注意を促す文書を送っている。

以下、(受動)喫煙によって生じるリスクの高い疾患を挙げると…
成人の場合:肺癌などの呼吸器系の癌、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支喘息、副鼻腔癌、子宮頚癌、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、アレルギー、化学物質過敏症、骨粗鬆症、認知症など
小児の場合:先天異常、低体重児、発達障害、乳幼児突然死症候群、肺炎や気管支炎などの呼吸器系感染症、慢性呼吸器疾患、小児喘息、小児癌など

もちろん、これらの疾患が全て(受動)喫煙が原因で起こるわけではないが、多少でも思い当たることがあるなら調べてみて損はないだろう。
ウチでもキネシオロジーの筋反射テストという方法を使って、疾患とタバコの因果関係の有無をある程度まで調べることができる。必要ならお申しつけあれ。

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