ここにページタイトルまたは説明


  

ココロとカラダのコラム0063:腱鞘炎について語ろう

←前の記事    次の記事→

腱鞘炎に悩む人が増えているという。腱鞘炎といえば、昔はピアニストやタイピストなどがなる疾患だったが、最近ではスマホの使いすぎによって腱鞘炎になる人が増え、一部では「スマホ指」などとも呼ばれているらしい。

母指(親指)を広げると、手首(手関節)の母指側の部分の皮膚に2本の線(実は短母指伸筋腱と長母指外転筋の腱)が浮かび上がるのがわかるだろう。その2つの腱は手首のところで腱鞘という鞘を通るのだが、母指の使いすぎ(もっと具体的には母指を伸ばしたり広げたりする動作の使いすぎ)でそこに炎症が生じた状態が腱鞘炎である。

腱鞘炎になる理由はズバリ、母指を本来の使い方ではない形で使っているから。霊長類の手の母指は本来、物をしっかりと握るために進化したものなので、曲げる/握るための十分な機構は備えているが、反対に伸ばす/広げるための機構は割と貧弱なのだ。だから構造上、母指を伸ばす/広げる動作を多用すると故障を生じやすいのである。

整形外科テスト(理学検査)の中に腱鞘炎かどうかを調べる簡単なテスト(フィンケルシュタイン・テスト)があるので紹介しよう。
母指を握り込む形で拳を作り、そのまま手首を小指側に曲げる(解剖学的に言えば尺屈させる)。こうすると短母指伸筋腱と長母指外転筋腱が引き伸ばされてストレスがかかるので、そこで痛みが生じるなら腱鞘炎の可能性を示唆する。
これで確定診断できるわけではなく、あくまで「示唆する」というテストだが、お試しあれ。

で、それが腱鞘炎だったとしたら、できれば専門家に診てもらうべきだが、自分でできることとしては、
・できるだけ母指は使わず、他の指で代替する。
・炎症なので、とにかく患部を冷やす。
の2点。

「冷やす」というと「じゃあ冷湿布」と考える人が少なくないが、湿布はメントールの効果で冷感があるだけで物理的に冷やしていないので、残念ながら腱鞘炎など炎症には意味がない。炎症にはビニール袋に氷を入れた物を「直接患部に当て」、水滴がつかないように上からタオルなどで覆い、15〜20分程度冷やす(氷の代わりに保冷剤を使う場合は、凍傷を防ぐため15分以上は冷やさない!)。そして氷を外して30〜60分程度休ませた後、痛みの状態を見ながら上記を繰り返す。

なお、キネシオテープがあれば、それをリストバンドのように手首に一周巻く「腱鞘炎テープ」というのもあるので、ご参考までに。

関連コラム コラム0011:スマホでストレートネック  コラム0029:胸郭出口症候群鑑別のためのテスト



埼玉県草加市、川口市、八潮市、越谷市、東京都足立区千住、竹ノ塚の心身統合治療室
キネシオロジー(カイロプラクティック)、クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)、鍼灸(はりきゅう)、メディカル・アロマテラピー、フォーカシング、波動療法の総合整体治療院
蒼穹堂治療室(そうきゅうどうちりょうしつ)のホームページ
蒼穹堂治療室トップページへ

 キネシオロジー&クラニオ

  
 埼玉県草加市吉町2-3-10
  レジデンス草加1-B
  TEL:048-922-7695
9:00〜13:30(月曜除く)
17:00〜20:30(土曜除く)
  日曜・祝日休診
   電話予約制



Copyright© 2008-2009
蒼穹堂治療室 All Rights Reserved.
Powered by k2-s.com
Contents of This site
蒼穹堂治療室トップページへ
このページは…

蒼穹堂治療室が臨床を通じて見たこと、感じたこと、思ったことを綴ったコラムです。