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ココロとカラダのコラム0029:胸郭出口症候群鑑別のための整形外科テスト

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腕を持ち上げるような動作をすると上肢がしびれる、頚肩部や肩甲骨周囲に痛みが生じる、あるいは前腕の尺骨側から手の小指側にかけて痛みやしびれがあったり、握力が低下して手で細かい動きがしづらい、などの症状があるとしたら、それは胸郭出口症候群かもしれない。

上肢や肩甲帯の運動や感覚を支配する腕神経叢(そう)、あるいは鎖骨下動脈(途中から腋窩動脈と名が変わる)は頚肩部でまとまって神経血管束を形成するのだが、胸郭出口症候群とは、それらが迫されたり締め付けられたりすることで発生する。
神経血管束を圧迫、拘扼する可能性のあるものには斜角筋、小胸筋、第1肋骨と鎖骨の3つがあり、それぞれ斜角筋症候群、小胸筋症候群、肋鎖症候群と呼ばれる。なので胸郭出口症候群を鑑別するための整形外科テストも3種類ある。それらは手伝ってくれる人がいれば自宅で簡単にできるものなので、以下に紹介していこう。これらのテストはいずれも、患者が腕を下ろした状態で術者は左右それぞれの手首の橈骨動脈に触れて拍動を確認するところから始まる。

まずは斜角筋症候群かどうかを調べるアドソン・テスト。
術者は患者の橈骨動脈に触れた状態で、患者に首を動かして橈骨動脈を触れられている側の斜め上を見上げるように指示する。この動作によって橈骨動脈の拍動が弱まったり消えたりしたら、そちら側の斜角筋で神経血管束が圧迫や拘扼を受けている可能性がある。

次は肋鎖症候群かどうかを調べるエデン・テスト。
術者は患者の橈骨動脈に触れた状態で、その腕を後方に引いて患者には首を前に倒すように指示する。この動作によって橈骨動脈の拍動が弱まったり消えたりしたら、そちら側の第1肋骨と鎖骨で神経血管束が圧迫や拘扼を受けている可能性がある。

最後は小胸筋症候群かどうかを調べるライト・テスト。
術者は患者の橈骨動脈に触れた状態で、その腕を挙上させる(この時、肘は真っ直ぐでも曲がっていてもよい)。この動作によって橈骨動脈の拍動が弱まったり消えたりしたら、そちら側の小胸筋で神経血管束が圧迫や拘扼を受けている可能性がある。

これらのテストはあくまで可能性を鑑別するためのもので、これで確定診断できるわけではないが、心当たりがある人はゼヒお試しあれ。

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