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ココロとカラダのコラム0028:腰痛と骨や椎間板の変形

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慢性腰痛で整形外科に駆け込み、レントゲンを撮ってもらうと骨や椎間板に変形があって、それが神経を圧迫しているように見え、「あなたの腰痛の原因はこれだね」と医師に言われる──と、そんなことがずっと壊れたレコードのようにひたすら繰り返されてきた(いや、今でも一部ではそうかもしれない)。その意識が変わったのは、つい最近のこと。

けれども代替医療の世界では、そんなことは常識だった。私がカイロプラクティックの学校に行っていた20年前、既に授業の中で講師から
「レントゲンで骨や椎間板の変形があるといったって、それが腰痛の原因とは限らない。そんな変形は腰痛が出る前からあったかもしれないんだから。腰痛になる前と後でレントゲンを比較して、腰痛になる前には変形がなかったのに、腰痛になった後は確かに変形が生じてる、というのでもない限り、その変形が原因であるとは言えない。そもそも、20歳を過ぎれば誰だって多かれ少なかれ、骨の変形はあるものなんだ」
ということを繰り返し聞かされていた。

もちろん、骨や椎間板の変形が腰痛の原因であるケースは皆無ではない。ただ、そういうケースはこれまで(西洋医学の世界で)考えられてきたよりもずっと少なく、慢性腰痛の約80%は「非特異的腰痛」、つまり外科的に原因が特定できないことが明確になりつつある。

現在では、慢性腰痛とは構造的な要因だけで起こるものではなく、その人の生活習慣や気質、考え方の傾向などが複合的に作用して起こるもので、いわゆる「生物心理社会的思考モデル」というものを通じてしか要因を探ることができない、という方向に進んでいる。
だから「腰痛になるのは、あなたの姿勢が悪いから。姿勢を矯正すれば、もう腰痛に苦しまなくてすむ」というのは、残念ながら体のいいファンタジーに過ぎない。

ついでに(一部の人にとっては)衝撃的なことを述べておこう。少し前までは腰痛患者に対して積極的に「投薬(鎮痛剤)」治療がなされていたが、2017年2月に米国内科医師会が発表した新しい腰痛ガイドラインでは「腰痛には鎮痛剤の投与をなるべく避け、痛みが強いときの最終手段として用いる」と明記された。つまり、薬は他に手がない場合に緊急避難的に用いるものであり、薬そのものに腰痛の改善効果はない、のである。

だからこそ、単に構造的な要因だけでなく、その人のココロとカラダ丸ごと全体を視野に入れて腰痛を発する要因を探っていく必要がある。

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