ココロとカラダのコラム0049:その腰痛、更年期障害かも!?
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腰痛というと、いの一番に出るのは「急に無理な動作をするから…」「普段から姿勢が悪いから…」「背骨や骨盤が歪んでるから…」のような、姿勢や身体の構造的な部分に責任を押し付けるような物言い。
それは一般の人だけじゃなく、治療家、セラピストと呼ばれる人たちも多かれ少なかれそんな傾向があるが、実は腰痛は決してそうした姿勢や身体の構造的な部分(だけ)が原因で起こるわけではない。むしろ、内臓の問題であったり心理的・精神的な要因が深く絡んでいたりすることのほうが多いのだ。
そこで、ここでは内臓の問題のうち更年期障害に絡んだ腰痛について述べよう。
さて、「その腰痛、もしかしたら更年期障害かも」と言われたら、あなたはどう思うだろう?
「更年期障害って、体が火照ったり動悸がしたり精神的に不安定になったりするアレでしょ? でも、さすがに腰痛が更年期障害って…いくら何でもそれはないでしょ」
と思うだろうか? でも、あるのだ、これが。
更年期の症状の中には、体に潤いがなくなる、というのがある。ホルモン・バランスの乱れによるこの保湿力の低下は、皮膚や粘膜だけでなく関節の動きをスムーズにする関節液にも起こる。その結果、体の節々が痛んだり腰痛が出たりもするのだ。
この時、姿勢や関節の状態を調べて問題が見つかったとしても、それはホルモン・バランス失調による「結果として」そうなっているだけだから、そこをいかに手当しても原因にアプローチしたことにはならない(のだが、その辺の見極めができないから、取り敢えず構造的な部分にだけアプローチして終わり、という治療院が実に多い)。
逆に、こういう原因で起こる腰痛は東洋医学(中医学)的な施術が適応となるものが多いのだ。もし腰痛や背部痛を抱えていて、骨格矯正などを受けたけれど言うほど効果がなかった、ということがあるなら、当方にご相談を。
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