ここにページタイトルまたは説明


  

ココロとカラダのコラム0007:ヤバい頭痛

←前の記事    次の記事→

ウチのような治療院に来る人が訴える症状の上位に入ってくるものに、頭痛がある。頭痛そのものはかなりポピュラーな訴えなので、つい「またか」と軽く考えてしまいがちだが、治療院などで決して診るべきでない、重篤な疾患によって起こる、命の危険を伴うような「ヤバい頭痛」というものがある。

私は子供の頃からの頭痛持ちで、頭痛ではいろいろ大変な目に遭ってきた。何時間も続く激しい痛みと吐き気に、「もうこのまま死ぬんじゃないか」と本気で覚悟したことも何度かある。しかし実はこういうのは典型的な片頭痛(偏頭痛)の症状で、本人がいかに死にそうに苦しんでいても、通常はヤバい頭痛ではない。普通は症状の程度が強いほど重篤である可能性が疑われるのだが、こと頭痛に関しては必ずしもこのセオリーが成り立たない。逆にいうと、頭痛は表面的に現れた症状の強さで重症度を判断してはいけないのだ。
片頭痛と並んで俗に三大頭痛と呼ばれる緊張型頭痛、群発性頭痛についても、通常はヤバい頭痛には含まれない。

では即、医療機関に送るべきヤバい頭痛とは何かというと…
1.50代以降に初発した頭痛
2.いつ起こったか本人が明確に覚えている頭痛
3.いつもとは違う頭痛、これまでに経験したことがない頭痛
4.週間単位で(特に夜に)徐々にひどくなる頭痛
5.半身のしびれや口が回らなくなるなどを伴う頭痛
6.失神などの意識障害を伴う頭痛(ただし、そのことを本人は覚えていないことが多い)
…といったものだ。

ここで重要なのは繰り返しになるが、ヤバい頭痛は頭痛そのものの強さとは関係ないということ。例えば、くも膜下出血の頭痛は教科書的には「頭をバットで殴られたような激しい痛み」と出ているが、実際にはそんな激しい頭痛が出る人はかなり少ないのだ。
だから、くれぐれも「痛みはそれほどでもなさそうだから大丈夫」など安請け合いする治療家やセラピストの言葉を鵜呑みにしないように。それが自分自身を守ることになる。



埼玉県草加市、川口市、八潮市、越谷市、東京都足立区千住、竹ノ塚の心身統合治療室
キネシオロジー(カイロプラクティック)、クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)、鍼灸(はりきゅう)、メディカル・アロマテラピー、フォーカシング、波動療法の総合整体治療院
蒼穹堂治療室(そうきゅうどうちりょうしつ)のホームページ
蒼穹堂治療室トップページへ

 キネシオロジー&クラニオ

  
 埼玉県草加市吉町2-3-10
  レジデンス草加1-B
  TEL:048-922-7695
9:00〜13:30(月曜除く)
17:00〜20:30(土曜除く)
  日曜・祝日休診
   電話予約制



Copyright© 2008-2009
蒼穹堂治療室 All Rights Reserved.
Powered by k2-s.com
Contents of This site
蒼穹堂治療室トップページへ
このページは…

蒼穹堂治療室が臨床を通じて見たこと、感じたこと、思ったことを綴ったコラムです。