ココロとカラダのコラム0037:心臓疾患のサインは広範囲に現れる
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心臓疾患というと、つい胸痛や胸部の不快感、胸苦しさなどがそのサインであるように思われがち。確かに実際、そういう症状が起こることは多いが、心臓というのはいろな神経と関係していて、胸部だけでなく体のさまざまな部分に症状が現れるのが特徴なのだ。
例えば、首肩のコリや腕のダルさ。
最近では、よく調べもせず勝手に「スマホの使いすぎによる頸椎症」などと判断してしまう治療家も少なくないが、それが狭心症など心臓疾患のサインであることもあるので、注意が必要だ。というのも、心臓と腕神経叢は関連があり、心臓疾患により尺骨神経の支配領域と重なる上肢内側に痛みや脱力感などが現れることがあるためである。
例えば、歯や顎の痛み。
多くは虫歯や歯周病か噛み合わせが悪いせい、あとはせいぜい三叉神経痛かな、と思ってしまうところだが、これもまた心臓疾患のサインである場合がある。この顎への関連痛は、頚髄の後核から三叉神経脊髄核へと伸びる介在線維(他のニューロンに接続しているニューロン)を介して生じる。
例えば、胃もたれや腹部の不快感。
内臓求心性神経にオーバーフローが生じ、その結果、胸部と腹部が共通の疼痛経路を使うようになることで、脳が胸部の症状を腹部の症状と誤って解釈してしまい、心臓の問題が腹部の痛みとして感じられてしまうことがあるのだ。
なので、施術する側は患者の訴えるその痛みや不快感が、それが現れている部分の局所的な問題によるのか心臓疾患に関連したものなのかどうか、鑑別しなければならなない。それと合わせて患者もまた、施術者がそれができる人なのかどうかを見極めなければならない。簡単ではないけどね。
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