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ココロとカラダのコラム0055:冷えから来る体の不調

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体の不調は全て「冷え」が原因、などという本がある。冷えに限らず、こういった体の不調の原因を何か1つの原因に単純化する内容の本は何冊もあるが、ハッキリ言ってそういう本は読むべき価値はないと私は思う。だって、そんなふうに単純化できるようなことなら今頃、世の中から不調などなくなってしまっているはずだから。そうなっていないのは、本の主張が間違っていることの明らかな証明だ。

とはいえ、書かれていることが全て間違い、というわけでもない。事実、冷えから来る体調不良は決して少なくない。そこで、冷えについて考えてみよう。

「冷え」とは何か、については東洋医学(中医学)的に考えるとわかりやすい。中医学では体の不調を大きく虚証と実証とに分けて考える(西洋医学では病名には「症」に字が使われるが、東洋医学では「証」の字を使う)。虚とは「必要なものが足りていない」状態を、実とは「不必要なものが存在している」状態を指す(この虚実という言葉は日本漢方などでも使われるが、中医学のそれとは意味が異なる)。
「冷え」を虚実に基づいて述べると、虚証としての「冷え」は体を温める作用のある陽の気が不足した状態、実証としての「冷え」は寒さの邪気(西洋医学的に言えばインフルエンザ・ウィルスなど)が体に入り込んだ状態のことだ(それ以外にも「虚実夾雑証」というものもあるが、話が複雑になるのでここでは触れない)。

同じ「冷え」でも、これら虚寒と実寒では状態が違うので、異なる対処をしなければならない。具体的には、虚証は「何かが不足した」状態なので、不足しているものを補う「補法」を、実証は「不要なものがある」状態なので、それを体から引き出す「瀉法(しゃほう)」を用いるのである。
補法と瀉法には、用いるツボ自体を変える方法やツボは同じでも施す手技を変える方法など、さまざまなやり方があるが、私は、重要なのは施術者が手技を施す際に持つイメージであり、用いるツボや手技を変えるのはそのための補助手段ではないかと考えている。

ついでなので、自宅でもできる冷えへの対処として鍼灸的にツボを使った方法をご紹介しよう。
オススメは関元(かんげん)と命門(めいもん)で、この2穴はいずれも壮陽の要穴、つまり体を温める作用が強いとされているツボだ。ここに(命門は背中にあるので、誰かに手伝ってもらおう)「せんねん灸」タイプのもので十分なので、3壮程度お灸する(お灸は1壮、2壮、…と数える)。
お灸は苦手、という人は上記のツボに赤いテープ(キネシオテープのように皮膚呼吸を妨げないものがよい)を貼るか、もっと簡易的にはマーカで赤く塗ってもよい(一見バカげているが、意外に効果がある(≧∇≦)b)。
お試しあれ。

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