こんな施術法を用います
高度に発達した技術は、もはや魔術と区別することができない。
──アーサー・C・クラーク
蒼穹堂治療室では「揉み」は行いません──と言うと、「揉まずにどうして治せるの?」とご質問をいただくことがあるのですが、この質問は正直、私にはよくわかりません。そもそも揉んだら治るのでしょうか?(笑)
それはさておき、当治療室では「揉み」をしない代わりに、オリジナルのものを含め、さまざまな施術法を用いています。以下にその中から主なものをご紹介します。
ところで治療家のセンセイの中には「治療家は自分で自分の体を治療することはできない」などと言う人がいますが、もちろんそんなことはありません。下に挙げた施術は全て、院長・高澤が実際に自分自身を治療するのに使っているものばかりなのですね。そうやって毎日、自分の体を使って施術1つひとつの効果を体感し、そのポテンシャルをより引き出すための改良を続けています。
ですから行っている施術は全て、誰かの受け売りではなく、自分自身の体で試し、体感したものに基づいています。
キネシオロジー
キネシオロジー(kinesiology)は直訳すると「筋肉学」となります。実際、医学や運動学の分野でキネシオロジーという場合、それは筋肉学のことを指します。けれども施術としてのキネシオロジーはそうした筋肉学とは全く違うものです。
身体では症状の出ている部位に問題があるわけではありません。では、体のどこに問題があって、それを取るにはどんな施術をすればいいのかを、どうやって見つければいいのでしょう? そこで効果を発揮するのがキネシオロジーです。
筋肉には、体の問題のある箇所に手を触れたり、その人にとって好ましくない物質や言葉、イメージなどを与えると、正常だった力が突然弱化してしまうという性質があります。キネシオロジーは筋肉の持つそうした性質=筋反射を用いることで、その人の問題のありかやその解決法を幅広い領域から導き出すことができるのです。それはさながら「空高くから広い範囲を見通す鳥の目」です。
筋反射によって、体の筋肉や骨格の状態など構造的な面だけでなく化学物質に対する反応や潜在意識の状態も調べることができ、症状の原因を単に肉体面だけに留まらず深いレベルで探っていくことができるため、私の施術にとってなくてはならないものです。
キネシオロジーの筋反射を使った検査法ではO-リング・テストなどが知られていますが、当治療室で用いるのはO-リング・テストよりずっと精細なものです。
筋反射が起こる原理は、医学的にはまだよくわかっていません。「ストレス反応」とする説が比較的広く信じられていますが、それは説明できないものも非常に多く、私自身は生体に起こる「波動共鳴現象」の一種ではないかと考えています。
当治療室はもともとカイロプラクティックの治療院として始めたのですが、アプライド・キネシオロジー(AK)を学んでからは、カイロプラクティックよりキネシオロジーを中心とした施術に変わっていき、現在はキネシオロジーの治療院になっています。
とはいえ、AKはカイロプラクティックの大きなジャンルの1つなので、そういう意味では今でもカイロプラクティックの治療院には違いないのですが。
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→ カイロプラクティックについてもっと詳しく
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クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)
クラニオは日本では「頭蓋仙骨療法」とも呼ばれているメソッドで、頭蓋骨や仙骨などに極めて軽いタッチで手を触れ、そこから相手の体の発する微細な情報を受け取って調整する施術法です。調整もただ触れているだけの状態で行われ、骨格矯正のような物理的な操作は用いません。
よくあるクラニオの説明としては、「脳脊髄液の循環とそれが生み出す体の微細な動きを、非常に軽いタッチで調整して、全身の状態を改善させる」といったものになりますが、それはクラニオのごく一面に過ぎません。
クラニオにはいくつかの流儀や流派がありますが、当治療室で用いているバイオダイナミックなクラニオ(クラニオセイクラル・バイオダイナミクス)では、体を個々のパーツの組み合わせではなく1個の「全体」として見て、肉体だけでなくエネルギー体まで含めた生体の深いところで全身的に生じる極めて微細な周期的な動き──これをクラニオでは「潮流(tide)」と呼びます──などを、まるで「地深くから細部までを凝視する虫の目」のように捉え、必要に応じて体に改善を働きかけます。
そうした特性から、クラニオは原因箇所が全身の広範囲に及ぶような問題に対して特に有効で、「脳脊髄液の循環状態がよくなる」といったことは、その結果として起こることの1つに過ぎません。
また当治療室では、自身の内側と対話するメソッドであるフォーカシングと組み合わせて、精神的・心理的な側面を含めたアプローチを行っています。
なお院長の高澤はクラニオセイクラル・ワークに関して、これまで5冊の翻訳書も出している、日本におけるクラニオ研究の第一人者です。
→ クラニオセイクラル・ワークについてもっと詳しく
→ クラニオセイクラル・ワークに関する翻訳書について
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鍼・灸(はり・きゅう)
約3000年前、中国に発祥したと言われる鍼・灸は、長い歴史に培われたさまざまな手法、流派があります。一般に鍼・灸は東洋医学の代表的な施術法と思われていますが、実はそのまま西洋医学的な施術に使うこともできるのです。
西洋医学と東洋医学は身体の構造や機能についてそれぞれ独自の体系を持っていて、西洋医学的な見方からは説明がつかないものが東洋医学的には明確に説明できたり、逆に東洋医学では捉えられないものが西洋医学では簡単に捉えられたりと、両者は互いに補完的な関係にあると言えます。
そのため、当治療室では中国伝統医学(中医学)的な人体構造・生理の考え方に基づいた診断法を基礎にしたツボへの施術と、西洋医学的な解剖学・生理学に基づいた筋肉、血管、神経などへのアプローチを合わせて用いています。
鍼は全てディスポーザブル(使い捨て)のものを使っているので、感染症などの心配はありません。また、灸は主に体に痕の残らない間接灸を使用しています。ただ場合によっては直接灸を用いた方がいいこともあり、その際はリスクも含めて十分に説明し、同意を得た上で行っています。
→ 鍼灸はどう効くのかについてもっと詳しく
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アロマテラピー
エッセンシャルオイル(精油)を用いた施術です。
植物の芳香成分を凝縮したエッセンシャルオイルが、心身にさまざまな形で影響をもたらすことは古代からよく知られていました。アロマテラピーとは、そうしたエッセンシャルオイルを用いた施術の総称です。
日本でもアロマテラピーを標榜するヒーリング・サロンは相当な数ありますが、当治療室のそれは、アロマ・ポットやディフューザーなどでオイルの香りを放散させてオシャレな「癒しの空間」を演出するファッションとしてのアロマテラピーや、アロマ・マッサージではありません。
フランスでは医薬品認定を受けた、セラピー級と呼ばれる、市販のものより高いグレードのエッセンシャルオイルを使い、そのポテンシャルを最大限に引き出して心身に直接働きかける、「療法」としてのアロマテラピーです。
なお、匂いに過敏な方、皮膚の弱い方、アレルギーなどをお持ちの方は、事前にお申し出下さい。
→ アロマテラピーについてもっと詳しく
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内臓マニピュレーション
体に周期的に現れる微細運動を調整する点ではクラニオと似ていますが、内臓マニピュレーションが扱うのは、各臓器が持つ動きです。そして、その動きとは可動力と自動力の2つです。
可動力とは、体の動きに合わせて内臓同士がスムーズに滑り合い、位置を変えることのできる力、そして自動力とは、それぞれの臓器が自分固有の回旋軸のまわりを周期的に動く力のことを言います。
内臓マニピュレーションとは、非常に軽いタッチによって各臓器の可動力、自動力の状態を調整するもので、体の特に内臓がらみのさまざまな問題に対処する手法です。
例えば、腰の前屈ができないといった時、一般には骨や筋肉とばかりに目が行きがちですが、腰を曲げるには腹部の内臓同士がスムーズに滑り合って、位置を変えられなければなりません。
そこに癒着などがあって内臓の滑りがスムーズでなければ、当然、腰の動きにも影響が出ます。
そういう時が、内臓マニピュレーションの出番なのです。
→ 内臓マニピュレーションついてもっと詳しく
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キネシオテーピング
筋肉や皮膚と同じ伸縮率を持つテープを皮膚に貼ることで、弱った筋肉をサポートするテーピングです。筋力の低下によるバランスの失調からくる痛みや関節の動きの制限などにも対応することができます。
それに加えて皮膚・筋膜・筋肉層に働きかけ、皮膚の緊張を緩和し、皮下の血液やリンパ液の流れに働きかける作用もあります。
しかし当治療室では、キネシオテープの用途はそれだけではありません。
さまざまな図像をテープに波動転写して体に貼る、オリジナルの手法とも言えるテクスチャー・セラピーや、漢方の生薬に対応する音素をテープに書いて貼る、音素療法の変形版などにも用いています。
→ キネシオテーピングについてもっと詳しく
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物理療法
物理療法とは、電気・光線・温熱・音波など外部からのエネルギーによる刺激で身体内に起こる生理的反応を用いた施術のことです。
蒼穹堂治療室では物理療法として、超音波治療器による温熱療法、筋スラッキングによる振動療法、炎症部位を冷やすクライオ・セラピー(冷却療法)を行います。
→ 超音波療法についてもっと詳しく
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→ クライオ・セラピーについてもっと詳しく
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内なる旅(インナージャーニー)
内なる旅(インナージャーニー)は上記のような手技療法の1つではありません。日本におけるレイキの第一人者である望月俊孝氏がエネルギー・マスターという名前で開発した、感情・トラウマ解放ワークです。
当治療室では通常の施術とは別メニューとして取り入れています。
さまざまな過去のトラウマや負の感情、古いセルフ・イメージ(自己像)が全体の治癒を妨げ、また前向きに行動することを制限しているケースは、想像以上にたくさんあります。このワークはそうしたケースに有効に働くものです。
特殊な呼吸法を使って顕在意識と潜在意識に同時にアクセスし、過去にインプットされた古い観念や感情、自分を縛っているセルフ・イメージを手放していくことと、新しい観念やセルフ・イメージをインプットしていくことの2つを、1つのワークの中で行うことができます。
そのため、他の方法を用いるより遥かに短時間のうちに負の感情を解放し、新たなセルフ・イメージに書き換えることが可能になります。
なお、このワークを受ける方は、ワークの途中で必要になりますので、バスタオルか厚めのハンドタオルを1枚お持ちいただくようお願いしています。
→ 内なる旅(インナージャーニー)についてもっと詳しく
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埼玉県草加市、川口市、八潮市、越谷市、東京都足立区千住、竹ノ塚の心身統合整体治療室
キネシオロジー(カイロプラクティック)、クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)、鍼灸(はりきゅう)、メディカル・アロマテラピー、フォーカシング、波動療法の総合治療院
蒼穹堂治療室(そうきゅうどうちりょうしつ)のホームページ
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