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ココロとカラダのコラム0040:二次癌を回避せよ

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日本人の死因の1/3を占めるとも言われる癌。この1/3というのはあくまで死因だから、実際には癌にかかる人はそれよりも多く、日本人のおよそ1/2が一生の間に何らかの形で癌と関わるとも言われている。
実際、ここ蒼穹堂治療室にも「過去に癌だったことのある人」や「現在、癌だと診断されている人」も来ている。

今も昔も癌は重篤な病気だが、治療技術の進歩によって必ずしもかつてのような「癌宣告は死刑宣告」という状況ではなくなり、癌から生還する人=癌サバイバーは500万人を超えると推計されている。

そんな中、新たに浮上してきているのが、癌サバイバーが再び癌になる「二次癌(=二次性発癌)」の問題である。二次癌とは、過去に癌を経験者した人に起こる「再発ではない新たな癌」のことで、その発症には抗癌剤や放射線などが影響すると考えられている。

また長期的な疫学調査から、癌の生存率が高まり生存年数が延びるほど、二次癌の発生傾向も高くなること、そして二次癌の発生が患者の予後を大きく左右することが分かってきた。しかも米カリフォルニア大学の研究によると、いずれの癌種でも最初の癌に比べて二次癌の方が生存率が低く、特に患者が40歳未満の若年者ほど中高年に比べてその傾向が顕著である、という結果が出ている。

最初の癌より二次癌の方が予後が悪くなる理由はまだ明確に分かっていないが、研究グループは、既に一度、癌治療を受けているので治療への応答性が悪く、また使える治療の種類が制限されること、体力が低下して治療に耐えられなくなっていること、などが考えられるとしている。

二次癌を回避するためには、もちろん病院での定期的なチェックは必要だが、それと合わせて癌になるに至った要因をココロとカラダの両面から見つめ、それを明らかにしていくこと、そして全身的なエネルギー・レベルを上げていくことも同じくらい大切なことではないだろうか。そしてそれが、病院でなく治療院でこそできることである。

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