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ココロとカラダのコラム0016:閃輝暗点という現象

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閃輝暗点(せんきあんてん)というのを見たことがあるだろうか?

閃輝暗点を私が初めて見たのは高校生の時。ゴロ寝して本を読んでいた時だったかに、目の前に不意に変なものが現れたのだ。マンガで使われるスクリーントーンのような模様がチラチラと乱反射するように目の前を通り過ぎてはまた現れ、を繰り返した。それは飛蚊症などとは全く違うもので、1〜2分くらい続いた後、見えなくなった。
高校から大学にかけては、そんなものが見えることがしばしばあった。今ではずいぶん少なくなったが、それでも稀に見ることがある。

それが自分だけに見える特殊な現象ではなく、閃輝暗点という名前までついていると知ったのは、オリヴァー・サックスの書いた『サックス博士の片頭痛大全』(ハヤカワ文庫)を読んでからだ(私は頭痛持ちだったので、図書館で見つけて思わず借りてしまったのだ)。

さて、閃輝暗点とは何か、についてWikipediaから引用すると

症状

まず、視覚障害が起きる。突然、視野の真中あたりに、まるで太陽を直接目にした後の残像のようなキラキラした点が現れる。視界の一部がゆらゆら動きだし、物がゆがんで見えたり、目の前が真っ暗になったり、見えづらくなる。その後、みるみるうちに点は拡大していく。ドーナツ状にキラキラと光るギザギザしたガラス片や、ノコギリのふちのようなもの、あるいはジグザグ光線のような幾何学模様が稲妻のようにチカチカしながら光の波が視界の隅に広がっていく。これは無数の光輝く歯車のような点が集まり回転しているようでもあり、視界の大部分が見えなくなることもある。これらの視覚的症状は短時間に進行する。そしてこの閃光と暗点は5分から40分ぐらいで広がって、視野の外に出て消えて行く。この症状は目を閉じていても起きる。症状が治まった後、引き続いて片頭痛が始まる場合が多い。この後に頭が割れてしまいそうな激しい片頭痛が3〜4時間続き、強烈な吐き気・嘔吐などを伴うことが多い。

これら症状は若年の場合、年齢と共に回数も減りその内にほとんど起こらなくなる。

中年の場合で、閃輝性暗点だけあって、その後に頭痛を伴わない場合は、まれに脳梗塞、脳動静脈奇形、脳腫瘍や、血栓による一過性の脳循環障害が原因である可能性がある。

原因

眼球の異常ではなく、ストレスがたまり、ホッとしたときにこの症状に見舞われることが多い。片頭痛の原因は、頭の血管が何らかの誘因で収縮し、その後異常に拡張すると共に血管壁に炎症・浮腫をおこすためと言われている。閃輝暗点が起こる原因は、脳の視覚野の血管が収縮し、一時的に血の流れが変化するためと考えられている。チョコレートやワインの飲食でなりやすいと言われている。

上に引用したWikipediaの記事では、閃輝暗点が片頭痛の前兆現象のように書かれているが、『サックス博士の片頭痛大全』によると閃輝暗点が見えると片頭痛がよくなる徴(しるし)という人もいるようだ。

ちなみに私の場合はというと、閃輝暗点と片頭痛とは連動していない。ということはWikipedia的には「脳梗塞、脳動静脈奇形、脳腫瘍や、血栓による一過性の脳循環障害が原因である可能性がある」のか?(゚_゚i)タラー・・・ いずれにせよ頻繁に閃輝暗点が見えるようなら、あなたも一度、調べてもらった方がいいかもしれない。

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